「コロナ」の名前で傷ついたコロナ君。でもコロナは素敵な名前ですよ！
最近は自粛自粛で一日中ＴＶをつけっぱなしのことが多いですが、報道されている内容も「コロナ」の一色。
感染拡大を防止する為に、みんながコロナの感染に対する正しい知識を学ぶ必要はあるかと思いますが、いいかげんうんざりしてきます。
このまま行くと、日本国民全員が感染症博士になるのではないでしょうか？
さて、冗談はさておき、毎日毎日「コロナ」という言葉が報道されている為、たまたま名前に「コロナ」が付いていたというだけで、被害を受けている人たちがいます。
なんとも許せない出来事です！
そんなことが何度も繰り返さないよう、発信力は微々たる当ブログですが、２例ほど紹介したいと思います。
「立って飲むのが通」のコロナビール
ジョッキを使わずに栓を抜いた瓶からそのままラッパ飲みされることが多いことから「このビールは、立って飲むのがお行儀です」というキャッチコピーが有名な軽い味わいが人気のコロナビール。
ただ名前に「コロナ」と付いているだけで売上減の被害にあってしまいました。
風評被害というのは本当に無駄で酷い被害だと思います。
こういうときこそ皆冷静に行動したいですね。
2020年、前年に中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスが猛威を振るう中「コロナビール」のネット上での検索数が急増した。コロナビールはウイルスとは無関係だが、「コロナ」という名称から何らかの連想をした検索が増えていると考えられ、ネット検索の傾向を示す「グーグル・トレンズ」によると、2020年1月18～26日にかけて「corona beer virus（コロナ、ビール、ウイルス）」の検索数が世界で2300%上昇した。一方でいわゆる風評被害も見られ、同年1月～2月だけで約19億4545万ポンド（約810億円）の売上が失われたとされている。ビールを飲むアメリカ人のうち「現在はいかなる状況下でもコロナビールを買わない」と回答した人が38％に上った。モデーロ社は販売の落ち込みを否定していたが、メキシコ政府からの不要不急の産業の停止要請を受け4月5日からの操業を取りやめると発表した。また、ビールの生産過程でできるアルコールを使った殺菌ジェル30万本を寄付するなど、新型コロナウイルス対策に貢献すると発表した。
引用：Wikipedia
今宵は風評被害で大変なコロナビールで乾杯🍺🍺‼️
— カノア (@Kanoa628) 2020年5月4日
#新型コロナウイルスに負けるな pic.twitter.com/bwjeEpE89q
名前が「コロナ」のせいで傷ついたものの、結果ホッコリする話
コロナという名前だったことで「コロナウィルス」などと呼ばれ傷ついていた少年。
コロナ君は「トイ・ストーリー」の主人公の声を担当するトムハンクスさんのファンで、ハンクスさんが入院されたと知って手紙を書き、「コロナウイルス」と呼ばれていじめられていると告白したのでした。
すると、なんと、ハンクスさんが返事が届きました！
あなたと奥さんがコロナウイルスに感染したと聞きました。大丈夫ですか？
自分の名前は大好きだけど、学校で「コロナウイルス」と呼ばれ、そう呼ばれるたびにとても悲しくて怒っています
大好きな友達のコロナ君へ
きみの手紙で僕と妻は素晴らしい気持ちになった！素敵な友達になってくれてありがとう。気分が落ち込んでいる時に励ましてくれるのが友達だ
そして、「返事を書いて！」という言葉と共にタイプライターが同梱されていたのでした。
ハンクスさんはタイプライターの収集が趣味で、その送られてきたタイプライターがまたすごい！
なんと、ブランド名が「コロナ！」
なんて粋なはからいなのでしょうか！？
最後のハンクスさんの言葉がまた素敵！
きみは僕の知り合いの中で唯一、コロナという名前を持っている。指輪、太陽、そして王冠という意味だ
コロナはラテン語で「冠」を意味するそうです。
そういえば、太陽のすぐ周りを取り囲むように現れる綺麗な光の輪のことも「光冠（こうかん）＝コロナ」と呼ばれますね。
コロナは今は嫌な言葉のイメージですが、本来は素敵な言葉ですね。
ハンクスさんの粋なはからいに、ほっこりしました。
